代表所信

はじめに

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 近年の写真業界は異業種参入、低価格化、少子化など、取り巻く環境は毎日劇的に変化を繰り返しています。1 年前の常識は今では非常識と言っても過言ではないほどのスピードで変化しているのが現状です。その中、先の大震災で人々の「価値観」も大きく変わろうとしています。
 今を、これからをどうして良いか分からない方の方が多いのではないかと思います。私も人のこと、お金のこと、集客のこと、一喜一憂して過ごしているのが日常です。どのような状況であれ、いつも最終決断をするのは経営者自身です。そして、その決断には責任があります。自分やお店がうまくいかないのは、周りや他社、社会のせいにしていてはいつまでも良くはなりません。さらに言えることはいつまでもはないということです。すべてに時間がついて回るのです。
 私自身、写真館の息子として生まれて知らず知らずのうちにこの道に入ったかと思えば、今はこの道を我が人生ここにありというくらいまでに感じるようになりました。家業に入った当時の口癖は「こんな家出てってやる」でとにかくうまくいかないことを親のせいにしたりしていました。ある時、兄から「理由はどうあれ、やるって決めたのはお前だろ!自分決めたことに責任を持て!」と怒鳴られました。その言葉に気づかされた私は「楽しむも楽しまないも自分自身」「嫌なら自分が変えればいい」と周りに安心して任せてもらえないのは自分の技量不足。愚痴ばかり言ってないで自分がやろう。と考えるようになりました。
 今では「何がやりがい」とか「何が自分にあっている」とかはなく、重要なのは「何にでもやりがいや生きがいを見出せる」自身のやる気や努力であり、その結果、何でも自分に合うと感じたり、好きになるのではないかと考えられるようになりました。ただひとつ言えることはそのように感じたり、頑張れたり出来るのは、切磋琢磨できる仲間や環境が必要だということです。私はこのPGC でとても成長させて頂きました。良き先輩、仲間に恵まれ、たくさんの刺激や考え方を学び、自社の経営、自分の生き方さえも教えて頂いたように思います。私がこのたび、関東代表という大役を任命して頂けたのも皆さんのおかげであると感謝し、少しでも代表としてこれまで私がして頂いたように未来へつなぐ一歩を担いたいと思っています。

関東PGC 第17代代表 小泉賀敬

テーマ 「 共 創 」

 PGC では様々な事業をメンバー皆で創り上げます。研究大会やカレッジ、家族の絆展、プロジェクト、カンファレンスなど、事業を計画し施行する方、事業に参加する方すべて双方が存在しなければ成り立つものではありません。他団体ではできないこと、1人じゃできないこともPGC だからできることも魅力です。メンバーそれぞれに状況や環境は違います。また、年も5つ違えば嗜好が違うのは当然であるし考え方もまた違うと感じます。だからと言って「分かち合えなくても当然」ではないと思います。むしろ、全く違った考え方や意見が参考になります。それはお互いがお互いを認め、尊重し合い、時には譲歩することにより成り立ちます。
 それぞれの写真館の「目的」は「お客様に喜んで頂くこと」にそう違いはないかと思います。PGC の「目的」もその為の「写真館経営者を育てる」ことです。目的に向かって方法やスピード、環境は違いますが目的は皆同じなのです。私はプラス「未来の写真館経営者、または写真館で働く人」が増やせる取り組みもしていきたいと思っています。それは、若い方が働きたい、独立したい、新規参入したいと思えない業界は魅力がないということに直結します。その為にも、私たちは引き続き「進化」していかなければなりません。ただ単にすべてを新しいことに変えるのではなく、これまで築き上げてきた素晴らしい「本質」を壊さずに新しく「進化」することが大切です。私は若いメンバーにたくさん活躍してほしい・・自分たちが先輩方から怒られたくらいにむちゃくちゃやってほしいと思いますが、それと同時に先輩方にも様々な場にお越し頂きたいと思っています。それは、「進化」するには若さだけではなく、「知恵」や「経験」が必要だからです。
 PGC では是非、生涯の仲間を見つけて親交を深めてほしいと思っています。経営者は孤独です。ふと不安な時にきっと仲間がその不安を払拭してくれます。新しい知恵や情報、技術を得ることが出来ます。その為にもコミュニケーションをとることは大切です。声をかけて話す事はもちろんですが、自身の考え方や状況を相手に伝えることはもっと重要です。

 私の好きな映画に「Pay it Forward ペイフォワード」というものがあります。11才の少年トレバーは、社会科の授業で「今日から世界を変えてみよう」という課題を出されます。トレバーが考え 付いた奇想天外なアイデアは、人から受けた厚意をその相手に対して恩返し=“ペイ・バック”するのではなく、 他の誰かに違う形で先贈りして善意を広げていく=“ペイ・フォワード”映画の中では「次へ渡せ」という言葉で翻訳されています。そこで皆さんにもお願いです。PGC はギブアンドテイクの精神で成り立っているということは周知 のことですが、私もどちらかというと恩返し=“ペイ・バック”を想像してしまいます。でもそうでなく、自分がPGC で得たものを知らない誰かへ是非、“ペイ・フォワード”して いきませんか?

 そして「楽しく生きる」これがもっとも大切です。
「楽しまなければ人生ではない」
「楽しまなければ写真館ではない」
「楽しまなければPGC じゃない」
共に未来を創り上げていきませんか?
若輩者故に至らぬ点が多々あるかとは存じます。
コミュニケーションをとることに努め、高所対処に立ち判断し、PGC に魅力を感じて、活用して頂ける取り組みをして参る所存です。何かと、ご協力賜わることもあるかとは存じますが、何卒、宜しくお願い申し上げます。


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